好きなゲームの終わりに立ち会う…ASURAJANG公式の決断を支持したいハナシ

ASURAJANG

今のインディーズ対戦ゲームを象徴するような話…。

どうもエミリーです。今回は、当サイトでも過去に精力的に特集していたASURAJANGにとても大きな動きがあったので、記事にさせていただきます。

過去に、メチャクチャ力を入れて遊んで、ラグとチートによって、満足に遊べる状態ではないと判断し、一度は当サイトで取り上げるのを止めていました。

本来なら、もう縁を切ったものとして、宣言通り今後は取り扱わないとして、他のタイトルの話をすればいいのですが…。

公式の決断と、それに伴う公式フォーラムに集まった少ないながら様々な言語の応援や嘆願が、私の心を揺れ動かしたので、記事にさせていただきます。

それと未だに、ちょこちょこASURAJANGの攻略情報を見に、私のサイトを訪れてくださる方がいらっしゃることもあって、その意味でもこの情報は必要かなと思ったもので。書いていきます。

そもASURAJANGとは

当サイトでも、何度も何度も記事にしたのですが、この記事から読んでくださる方のためにとても簡単に解説します。

韓国のD-ZARDという新しく立ち上げられたゲーム開発スタジオの、初めての作品です。

ジャンルは、格ゲー風のバトルロワイヤル。

クォータービューの見降ろし型で、リングアウトや空中コンボといった様々な格ゲー風要素を加えたバトロワでした。

今までありそうでなかった操作感、アイテムを使った戦術戦略、リングアウトの一発逆転要素、様々な要素が絡み合って、ゲーマー好みの面白いゲームであったのです。

私も夢中になって遊んで、少しでも同じようにこのゲームの興味がある人の助けになればと、攻略情報をたくさん集めて集中的に連載したこともありました。

この後書く、今回の一番の変更点にもかかわるのですが、一人でも誰にも気兼ねせず遊べるバトロワというのが私はとても心地よく、遊び込んでいました。

ゲーム自体はソロとトリオの二つのモードがあり、私はソロ専として活動していました。

しかし、問題点もあり

とはいえ、このゲームにも様々な問題点がありました。

まず、サーバーが満足に用意できておらず、ラグが頻発すること。

筆者の視点では、定期的にチーターが出現すること。(公式はある時期から言及しなくなった。認識できていないのか、目をそらしているのか?)

また、一番の問題として過疎ですね。人が少ないんです。

この過疎によって、公式はゲームの進退事態を見極めざるを得ない状態に今回なったようなのです。

私自身も、2週間ほど前に、あまりにもラグとチートの遭遇頻度が多すぎて、このサイトに来てくださった方におススメできるようなゲームではない。

と判断したことから、今後このゲームでの攻略情報の更新は行わない、撤退ということでその宣言を記事にしました、

ASURAJANG撤退。ゲームのラグとチーターが勢いを増したため
攻略記事などを作成していたASURAJANGというタイトルが 満足に遊べる状態でなくなったので当サイトでの取り扱いを止めます。というお知らせです。

公式の下した決断。開発者レターで行われた”宣告”

そんな状況だったのですが、先日、公式の開発レターというのがお知らせとして掲載され、その中に以下のような文言がありました。

ソロモードを一時的に終了する予定です。という宣言。

要するに、バトロワの一人でマッチングするモードが遊べなくなるというコトなのです。

これにはさすがにびっくりしました。まあでも、この後に続く文言を見たら、3割ぐらいは納得できる内容でした。

結局、ソロマッチングは問題がたくさん発生してしまうコト。チーミング、ゴースティング、一人狙い…。

一番の問題は、現状の人口だと、ソロとトリオの二つに人口が分散して、マッチングが成立しない状態になっていたというコトでした。

確かにそれは間違いなくあって、人口不足から不均等なマッチングが発生して、初心者が上級者にボコられるという問題はあった気がします。

ということで、私の愛したソロモードは今後遊べなくなってしまうとのことです。

ちょっとショックでしたが、前述の通りもう引退、撤退したゲームなので、やっぱり問題のあるモードだったんだなと、結局トリオでもラグとチートがあるなら、筆者視点では何も変わらないなと冷めた視点で見ていました。

一応、もし人口が回復した暁には、ソロモードも再び遊べるようにする予定というのは書いてありましたが、果たしてそんな時が来るのか。可能性はかなり低いと思います。

ということで、ここまでなら、別に私は「ふーん」という程度でしたが、この開発者レターに寄せられた熱心なプレイヤーたちのコメントが、私の心を揺さぶりました。

このゲームを愛する人たちからの公式への感謝、嘆願

あくまで、steamで確認することができる上記の開発者レターへのコメントというだけなのですが、様々な言語でこの決断に対して意見が寄せられていました。

様々な言語といっても、ハングル、中国語、英語、日本語の4つしかないのですが。

その中でも私は、爪の先程の英語と日本語しかわからないので、力不足ではあるものの、読んでいるとかなり感動するものがありました。

ゲームを楽しませてもらっています、上手くいくように願っていますといった声。

もっと宣伝に力を入れないからこうなったんじゃないかという叱責。

トリオモードしかないならプレイしないという失望。

なかでも一番心に来たのは、英語で書かれた、ソロモードをなくさないでくれ!!やっと見つけた一人用のバトロワなんだ!!という書き込みでした。

私も、言語は違えど彼と全く同じ心境だったので、住む国、使う言語は違えどやっぱり同じような志向のゲーマーのお兄さん(お姉さん?)というのは存在するんだな、というのはちょっと感動しました。

この方と違って、ないならないしょうがねぇと他のゲームを楽しめてしまうのが私だったというだけで。

そのお兄さんの嘆願をみて、本当にこのゲームのソロモードが好きだったんだな、とちょっと考えさせられるものがあり。

というか、このレターに関するコメントを見ていると、みんなこのゲーム好きなんですよね。

英語や韓国語で、もっと広告を打てば絶対に人は来るはず!!みたいに書いてらっしゃった方も複数いました。

私も、ゲームが面白いというのは同意します。独自性があって毎回違う展開になって、勝っても負けてもわちゃわちゃするこのゲームが好きでした。だからこそ攻略記事とか動画とか作ってたわけで。

ただ、現状だと正常にゲームが成立しない状況があまりにも多くて。それゆえ私自身もどんなに楽しくても結局しょうもないサーバーのご機嫌、チーターがいるかいないかで勝ち負け決まるのなら遊ぶ意味無いなと。このゲームから離れたわけです。

この決断は、ゲームを諦めていないことの証左

とはいえ、ここからは記事タイトルに書いた通り、この決断を私個人として支持する旨を表明します。まあ、トリオモードは知らない人怖いので遊ばないんですけど。

理由はいくつかありますが、簡単にサクサク触れていくとこんな感じ。

1.今回の開発者レターをよく読むと、一人のままトリオモードで遊ぶこともできるようになるとのこと。恐らくバランスはとれていないだろうが、そういうソロでの選択肢を残したこと。

2.そもそもこのままではゲーム自体衰弱して商売が立ち行かなくなるので、何かを切り捨てる判断はしょうがないこと。

3.シーズン1から始まるアリーナモードでは、1on1で戦うソロモードを実装する予定だそうで、それは純粋にちょっと面白そうだと思えたこと。

このゲームを格ゲーライクとずっと言ってきたのですが、本当に1on1で格ゲールールにしたのなら、それはどんな感じになるのか純粋に興味があります。遊んでみたいです。

1on1なら流石にラグも抑えられるでしょうし。チートはわかりませんが。

ということで、諦めていないからこその決断であるというコトを私は支持したいのです。もう人集まんねぇからサ終しまーすw別のゲーム作りまーすwをしなかったのが嬉しいのです。

商売のことを考えると、上の方が妥当な気がしてしまうのは間違いないですが。

…あと、この件を受けて、だれか遊んでらっしゃる方がこのレターに反応しているかな、とyoutubeで「ASURAJANG」と調べたんです。

さっき上に貼った私の引退表明動画が出てきて笑ってしまいました。もうみんな見限っちゃったのかな…。

あの引退表明動画も、ちょっとキャッチーな感じになってしまっていて、公式の人に申し訳ない気持ちは少しあるのですが、不快な体験によって健康被害を被ったこと。人様には勧められるゲームではないという今も変わらない認識。結局公式声明で触れられないラグとチート問題。

こういった部分でなに一つ間違っていないし、むしろこれから遊ぶ人のために必要な情報まであるとおもっているのでこのままにします。

ただ、改めて公式フォーラムのコメントに習って、ASURAJANGのソロルールという面白いゲームを世に送り出して、遊べる状態にしてくださっていたことには素直に感謝したい気持ちです。ありがとうございます。おもしれぇゲームでした。

たった一か月と少し遊んだだけで、ここまで複雑な感情を持てるの凄くないですか!?

とはいえ、私もソロでトリオは一回くらいはやろうと思ってますし、もし今回の施策や、今後予定しているらしいコンシューマー機での実装によって、人口が大幅回復して、加えてアンチチートの実装、ラグの少ないプレイ環境が実現し、ソロマッチングモードが復活したならば….!!

もろ手を挙げて改めてASURAJANG大好きでした!!!って言いますし、たくさん遊びます。攻略もまた書き始めたいです。

D-ZARDさん、色々大変でしょうけど頑張ってネ!!

この記事は以上になります。最後までありがとうございました!

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