METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER プレイ感想 改めて名作を堪能!!

ゲーム

いいセンスだ!!どうもエミリーです。

今回はメタルギアソリッドデルタ:スネークイーターを一周一通りプレイしましたので、その感想を書き連ねていきます。

名作も名作!!筆者は既に過去PS3で発売されたレガシーコレクションというシリーズ作品がまとまったものを遊んでいたので、既にリメイク元の作品をプレイした状態で遊びました。

簡単に感想を要約しますと、とても忠実なリメイクで名作の感動を再び味わい大感動でした!!細かいところで見ると、原作に忠実過ぎて細かい部分でちょっと気になる部分も…といった感じです。

個人的にはグラフィックがしっかりバッチリ今の水準になっているので、それだけで満足でした。

以下書いていきます。

そもそもメタルギアとは

当サイト恒例のそもそもメタルギアをご存じない方向けの説明から始めていきます。

一番最初を辿ると、MSXというPC用のゲームとして初代メタルギアが1986年発売され、そこからシリーズが始まります。

当初から一貫して、相手の要塞、本拠地に潜入して、無線で適宜変化する状況を把握、アドバイスや指示を受けながら目的を達成するステルスアクション、もっというならかくれんぼゲームです。

まあ大体かくれんぼじゃすまなくなって派手にドンパチするんですけどネ。

作品が有名になるのは、3作目になるメタルギアソリッドからですよね。

MSXからプレイステーションにハードが変わったことで、ポリゴンを使った立体的なゲームに変化したんですが…。(それまでは2Dのゲームだったんです。)

今見ると凄く時代を感じるポリゴンですが、アクションゲームとしての面白さ、なによりとても面白いストーリーと、会話劇にしっかりした声優さんが起用され、ハードボイルドな雰囲気がお芝居で感じられるようになり、一気にゲームの迫力が倍増、2010年代に私も遊んだんですが誇張抜きに凄く楽しめたのです。

特にストーリー面では「20世紀最高のシナリオ」という派手な文言も有名で、一本の映画のように楽しめるゲームだったのです。

そこからプレイステーションがナンバリングを重ねていく毎に、その映画のようなハードボイルドさとストーリーに磨きがかかっていき、今回リメイクされたデルタはポリゴンに移行して3作目に当たるものが現代のゲーム機やPC向けにリメイクされたものになります。

3作目だけど全ての始まり、ここから入って大丈夫

3作目というコトをお伝えしたのでそれまでのストーリーは理解している前提なんじゃないか!?と危惧する方もいるかもしれません。

しかし、この作品は3作目でありながら作品の時系列でいくと一番古いんです。

恐らく、開発の方もそこは意図してこのスネークイーターをリメイクの対象に選んだものと思われます。

スターウォーズのエピソードが最初に戻った、みたいなやつを想像してもらえれば間違いないと思います。

この作品はリメイク元としてはPS2の時代の作品に当たるので、ゲームとしては3世代前のゲーム機用のものになります。

それでも、元々のゲームのストーリーやキャラクター、ゲーム性ががとても優れているのでそこはあまり問題に感じませんでした。

ただし、今回最近のゲームに近しい操作体系であるNEW STYLEというものを新たに用意されてありつつ…。最近のメタルギアと比べるとどうしても窮屈さ、不自由さを感じるところはありました。そこは後程詳しく触れます。

コミカルなところとハードなところの緩急が凄い3作目

個人的にメタルギアはポータブルオプスとその他外伝以外は一式やったのですが、この3作目が一番無線の仲間たちと和気あいあいとしたやり取りが楽しいです。

色々な映画のネタがパラメディックというお姉さんから聞けたり、直属の指令をくれるゼロ少佐もユーモアがあって締めるところはしっかりと締めてくれます。

また、この3作目だけの独特のシステムで、サバイバルビュアーというものがあり、ジャングルが舞台の潜入になり、食事や医療品なども現地で調達する必要があるのです。

その際に例えばキノコだったり、野生動物だったりをキャプチャして食料として食べる必要があり、おいしいものを食べると激しいリアクションをしたり、まずいものを食べると怒ったり、感情豊かなスネークを見ることができるのもいいよね。

シリーズ通して面白いですが、ネタ的な人気で言えばこの3作目がかなり頻出するイメージですね。

光るキノコを食べたスネークにドン引きする一行とか凄い好きです。このゼロ少佐ご一行は他の作品に比べて仲良しな印象があるんです。

そういうところも個人的に好きです。

お話はとても名作、かつ何回見ても面白い

私は前述の通りMGS3は一度プレイしています。

なので今回は全て話の流れは知っている状態で遊んだことになります。

それでもやっぱりこの作品のストーリーは面白いな…と感動してしまいました。最後も泣きましたし。

最序盤、バーチャスミッション時のザ・ボスとの無線での会話で、軍人の定めを諭す一連の流れは改めてストーリーを知っていて聞くと心に来るものがありました。

丁寧に話が作られているので、追っているとここが伏線になっていたんだと感付けるところもあったり。元々のストーリーの良さを改めて感じることができて凄く楽しかったです。

何なら今改めて全部やり直したい気になっています。定期的にお話をおさらいしたくなるんですよネメタルギア。

個人的に、ポリゴンになる前のメタルギア、メタルギア2も程よく好きなので、このサイトのリプレイでいつか遊んでみたいです。まあ、PS3を引っ張り出してくるか少しお高めのsteam版を買うかしないといけないんですけどね。

新録のテーマ曲スネークイーター

地味に、今回のリメイクで一番感動したのが今作のテーマ曲であるスネークイーターです。

この曲はリメイク前から同じ曲が使われているのですが、どうやら今回新録が行われたようで。

ゲーム中に流れるところがあるんですが、(例の梯子です)とんでもなく迫力のある歌唱でこれも震えてしまいました。

これなんか迫力が上がってないか!?と調べてみたところ、今回新録しているらしいです。

これは嬉しかったですね。この新録のスネークイーター聞けただけでも遊んでよかったと思えたくらいでした。

恐らく当時とは録音の機材も、こちらで再生する機材も、録音されたデータも比べ物にならないくらい進歩しているんだろうなと。

初めて遊ぶ猿蛇合戦

そして今作を語るうえで外せないのが猿蛇合戦です。

私が遊んだレガシー版だとオミットされていたので、今回初めて遊ぶことができました。

名前の通り、スネークが主人公でサルゲッチュを遊ぶミニゲームになっています。

ミニゲームといいながら本格的で、しっかり猿が反撃してきたり逃げ惑ったりするので、本編さながらに捕まえる道筋を考えて効率よく遊ばないと高評価が取れなかったり。

結構楽しかったです。

ただぶっちゃけるとサルゲッチュって一作も遊んだことないので、そちらとの比較はできないんですが…。残念。

今回特別に、プレステのイメージキャラクターになっているロボット君が混じっていたりするのが不思議な感覚でした。(SONYの圧力を感じます…!クタラギサーーン!!)

ちょっと気になる操作感

さて、ここまで書いた通り大満足なリメイクだったのですが、確かに少し気になるところもありました。

NEW STYLEで遊んだので、さぞ今風な遊びやすさがあるのかと思ったのですが、CQCの判定がちょっと甘くて、掴めるところと掴めないところがあってヤキモキしたり。

今回グラフィックを刷新するためにモデルを変えたのが原因なのでしょうが、ところどころスネークがもたついて操作に追いつかないところがあったり。水中戦になるペイン戦でとても顕著でした。

これは恐らく、私が近作であるMGS5などでそれなりに遊んでいるからこそ感じてしまう違和感だったりはするのでしょうが…。

あと、私はPS5で遊んだのですが、処理が重くなるところだと露骨に重くなったり。

ラスボス戦とフューリー戦はちょこちょこ固まったり重くなったりしていました。炎がリアルになって描画がしんどくなったんだろうなと…。

さらに、最近別のゲームでも話題になりがちですが、PC版だと若干最適化不足みたいな話もあったりします。一応、公式側も把握していてパッチを準備中である旨が伝えられていたりします。

お値段とボリュームが釣り合っているかといわれると…

私は最初からリメイク前の容量を知っていたので、全然この部分に文句はないのですが、もしかしたら完全初見でやる人にはこういう意見を持ってしまう人もいるかもなので書いておきます。

今時点でのボリュームは、昔の3世代前のゲームとあまり変わっていないのです。

実際今エンディングだけ見るなら10時間遊ぶか遊んでいないかというくらいの容量です。

もちろん細かい隠し要素や収集要素を回収すればもっともっと遊べるのですが、映画のようなストーリー体験に振り切っている作品なので、お値段の割に案外すぐ遊び終わっちゃったな…となる人はなるかもしれません。

…この部分は追加予定の対戦モードがどれだけよくできているかにかかっていると思います。期待してますよ!!!

まとめ、メタルギアという名作に触れてみたい人、やり直したい人は良いチャンスかも?

ということで、個人的には買ってよかった大満足なリメイクでした。

まだFOXHOUNDの称号を取っただけで、アイテムコンプしたり食事コンプしたり、聞いていない無線もシークレットシアターもたーくさんなので、夜を渡りながら少しずつ収集していこうと思います。

…正直なところ、今のコナミがこのリメイクを出すことに、思うところが全くない訳でもなかったのですが、しっかり原作をリスペクトされたものが出てきて安心して遊ぶことができました。

そのあたりのことはまた機会があったら書きたいです。

また、この秋にはオンライン対戦モードも実装されるらしいので、そちらも遊んで記事を書く予定です。何なら一番本命まであります!!!

この記事は以上になります、最後までありがとうございました!!

 

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