お侍様の戦い方じゃない…!!こんにちは、エミリーです。
前回、協力ゲームと対戦ゲームを比較する記事を書きました。
協力プレイと対戦プレイ、遊ぶならどっち!?-とあるPvPモンスターの考え方- | ゲームばっかりしています (gamebakkari.com)
これを書いているときに、チームを組んで遊ぶ対戦ゲームについても語らなければいけないな、と思い至りました。
実際、昔からあるシステムではあるのですが、これらのゲームは個人的に距離感がとても難しいと思っているので、そこを具体的に言語化していきます。
古くから人気のあるゲームシステム
例えば「Over Watch2」や、古参タイトルになりつつある「Apex Legends」、もっと古いタイトルであるものの未だに根強い人気の「League of Legends」、そのフォロワーである「ポケモンユナイト」等…。
個人的によく聞くタイトルを挙げましたが、もっともっとあります。それだけ人気の高い対戦の仕組みだということですね。
また、これらはeスポーツと呼ばれて賞金性の大会が開かれたり、プロチームがいたり、大会の配信が行われて人気を博していることもあり、目にする機会は多いでしょう。
目にする機会が多いということは、実際に自分も遊んでみたい!!と思うことは多いかもしれません。もちろん、そういう憧れからこれらのゲームを遊んでみるのも素敵なことだと思います。
ただし、記事冒頭にも述べた通り、忖度抜きで言わせてもらえば、これらのゲームは周りに一緒に楽しく遊べるお友達がいない場合、ちょっとばかりハードルが高かったり、いやな思いをすることがあるかもしれません。
詳しく記載していきます。
とても情報量が多いゲームになりがち
この手のゲームに共通することは、チームを組んで遊ぶ以上、それぞれのキャラクターに役割が設定されていることが多いです。
例えば、相手の攻撃を受け止めることに秀でたキャラクター(タンク)であったり、味方を回復することができるキャラクター(ヒーラー)、攻撃に特化していてガンガン攻めることができるキャラクター(アタッカー)みたいな感じですね。
このようにキャラクター毎に役割があるということは、それぞれに個人単位で異なる視点を持っている、ということです。もちろん、タイトルによって細かい違いはあるので、ここも簡単に理屈を説明します。
情報量の多さをわかっていただくために、それぞれの役割毎に視点を説明しますね。筆者がそれなりに経験のある「Over Watch2」のキャラクターを例に出しながら説明します。
タンクの視点
例えば、先に挙げた相手の攻撃を受け止めることに秀でたキャラクターを例に出すとしましょう。この手のキャラクターはタンクと呼ばれますね。
画像引用:オーバーウォッチ2公式サイトより
そういったキャラクターは、如何に味方を敵の攻撃から守ることができるか、ということを考えなければなりません。なので、攻撃を仕掛けてくる敵の位置を確認するのも大事ですが、それと同じくらい味方の位置を把握するのも大事になってきます。場所がわからないと守れませんからね。
役割の関係上、タンクを倒せばチームは無防備になるので、敵チームから優先的に狙われることもある訳です。そういった時には優先的に自分の身を守る必要もあります。
総じて、敵味方双方の位置を含めて確認ができるよう、常に視野を広く持ち、適切な判断が必要になります。
リーダー的なポジションに収まりやすいよね
ヒーラーの視点
同じく、味方を回復することができるキャラクターであるヒーラーを選んだ場合も、多少の攻撃能力を備えていることもありますが、役割は味方の回復です。
画像引用:オーバーウォッチ2公式サイトより
味方を守るために、最前線で敵の攻撃を受け続けるタンク役をしっかりと回復しつつ、味方のアタッカーにも目を配り、常に回復が行き届くよう味方に目を光らせておく必要があります。
また、先ほどのタンク視点でも書きましたが、ヒーラーも同じく倒されるとチームは回復が行われなくなり、全体を倒しやすくなるので、優先的に狙われる役職です。
常にタンクと共に自分を守る必要がありますが、守っているだけでは勝てないときも多いので、適宜攻撃に加わる必要もあったり、こちらも柔軟な判断が必要ですね。
この手のゲームだと、回復が届かないというのはヒーラーの責任という風潮に取られがちで、不憫な役割でもあります。
タンクとヒーラーはやりたがる人が少ないイメージね
アタッカーの視点
アタッカーは、対戦ゲームで一番楽しい敵を倒すことが役割であり、人気の役職です。ゲームによってはDPSという名前で呼ばれたりもしますね。
画像引用:オーバーウォッチ2公式サイトより
しかし、この役割はかなり難しい、専門的な職です。
というのも、先ほど挙げた通り、タンクとヒーラーという鉄壁の布陣が張られているところを、例えば地形を利用して後ろから攻撃したり、例えば備えている妨害能力でかく乱して混乱させたり、キャラクターの能力を十全に使って敵を倒すことを求められます。
もちろん、適宜味方の力を借りて、守ってもらったり、回復してもらったりという支援を受けますが基本的にアタッカーだけが敵を倒す専門なので、逃げ回る敵をしっかりと倒しきる力を求められます。
時には、自分が死にそうになってでも相手の敵を倒しに行く動きが求められます。このアタッカーの働きが、チームの戦果に直結するといっても過言ではありません。
純粋に楽しいのと、うまくハマるとチーム関係なく活躍できるから、やりたがる人も多いイメージ。でも難しい!
ここまでゲーム上での役割について説明してきました。
筆者がここで主張したいのは、役割毎に見えるものが違う、ということです。
それだけ情報量が多いので、その場その場で適切な判断を下すのがかなり難しいです。
ゲーム初心者の方の場合は、まずどのキャラが何ができて、どんな風に戦場に作用するのか、といったことを理解することから難しいと思います。
そもそもの情報が、一人用のゲームに比べても段違いに多いです。
敗因、ミスをした時の分析が難しい
ここまでで、チーム対戦をするゲームの情報量の多さについて、記載してきました。
この情報が多いことが。遊んだ際のどういった問題につながるのかというところを解説します。
結論から一言で言うと、見出しの通り「分析が難しい」ということです。
例えば、チームが負けてしまった時、なぜ負けたのか、自分にもう少しできることはなかったか、と考えることはあると思います。
そういった際に、アタッカー視点では気付かなかったものの、ヒーラー視点なら気づけた反省点みたいなものは往々にしてあります。
ただ、その際の敗因は自分の視点では気付けないものなので、その試合でヒーラーを担当した人と、どっかりと腰を据えて、今の試合どこが悪かった?と話をしないと気づくことはできません。
それに加えて、そもそも、そのヒーラーさんもその問題になる点に気づけていない可能性もあります。
そうすると、誰も敗因に気づくことができず、ただ、敵の方が強かったからみたいな漠然とした結論に陥りがちです。
チームメンバーそれぞれが、しっかりと役割に集中して、すべての対戦中の情報を拾いつくすことができた場合、初めて全員が納得できる敗因を見つけることができるのです。
さて、この直上で赤のアンダーラインを引いたところなのですが、簡単にできることでしょうか。
お察しの通りとても難しいです。試合のレベルにもよりますが、何だったら、全員分の対戦映像の録画を全員が確認して、それでやっとこわかるかどうか、といったところだと思います。
プロならまだしも、普通に遊ぶ人がそこまで時間や労力をかけることはないと思います。
ただし、最初にも上げましたが、仲のいい友達と遊んでいる場合、何度も一緒に遊ぶ中で似たような試合展開や、頻発する事象などから、なんとなく改善点が見えてくることもあります。
そういった効果も期待できることと、何より勝敗関係なく、楽しく和気あいあいと遊べる雰囲気が形成できるなら、この手のゲームも楽しく遊べると思います。
「人のせいにするのが当たり前」になる危険性をはらむ
ここからが、個人的に一番注意を促したいところです。ここまで付き合ってくださった方、是非読んていただきたいです。
チーム対戦ゲームは敗因を見つけることが難しい、ということをお伝えしてきました。
ここからさらに気を付けて欲しいのが、知らない人とチームを組む場合です。
この手のゲームは、チームメンバーに不足がある場合、同じゲームで遊んでいる人とちょうどいい人数になるようにマッチングする仕組みがあります。
こういったチーム対戦ゲームを一人で遊び続けている人の中には、そもそも敗因を探すといったことを一切しなくなる人がいます。
そういった人たちが代わりに何をするのかというと、「チームメイトのせいにします」。
何なら、お前が弱すぎて話にならない!!とチャットで糾弾してくる人もいます。とても怖い話ですが。
そもそも論ですが、味方に暴言を吐いたり、すべての責任をおっかぶせたりするのはルール違反です。注意して改善しないようなら、運営に通報してその試合から抜けてしまいましょう。
もしかしたら確かにあなたは下手っぴかもしれませんが、別に不正行為を働いたりしたわけでないのなら堂々としていていいのです。ミスをしない人間はいません。そもそも一試合、二試合で腕前の全てなんてわかりません。対戦相手の実力が高すぎるだけかもですし。
また、「ランクマッチがー」…「このランク帯まで来てー」….みたいにそれらしい理由をつけて怒る人もいますが、特に不正行為等を働かずに普通にゲームを遊んでいたのなら、あなたはそのランクで適性の位置にいるハズなので、全く気にしなくて大丈夫です。
ただし、筆者が危惧しているのは、わりとこういう考え方の人がいらっしゃるので、この手の人と何度も一緒に遊ぶと、へたっぴは面と向かって罵倒してもいいんだ…!という風に思考が汚染されてしまうことです。
そうして人のせいにすることを覚えてしまうと、反省して次に生かすことをしないので、ゲームが上達せず、敗因を味方に押し付けてばかりいるあまり近寄りたくない人になってしまいます。
社会に出るとこういう人ちょこちょこいるけどね!
もし学生さんが見たら不安になるからやめようね。
ただ、まあ、こうやって生まれるんだなって発生の仕組みが分かるかも。
ゲームのランクが上がってくると、チームメンバーが基本的なことを理解していないとそのチームは勝つのがとても難しい、みたいな話もあるにはあります。
ですが、だからといって理解していないプレイヤー個人の悪口をいっていい理由にはなりません。そもそもフルメンバーで遊んでいない時点で誰と組んでも文句は言えないはずですからね。
まとめ
チーム対戦ゲームは情報量が多くて難しい!
そもそも覚えることが多くて、勉強しなければいけないことが多い。
対戦をしていて、負けた理由を探すのがかなり難儀する。
チームを組んだマナーの悪い人から悪影響を受ける可能性がある。
繰り返しになりますが、楽しく遊べる友達と一緒に始めたり、すでに遊んでいる人たちにいろいろ教わったり、周りに誰かいる状態で一緒に遊ぶのであれば、そこまで心配しなくて大丈夫です。
ただ、完全に一人だけで遊ぶと、本当に情報が多くて難しいので、割としんどい思いをすることもあるゲームだと思っています。
いっそのこと、eスポーツとして視聴する専門のいわゆる見る専になってしまった方が楽しめたりします。実際最近はそういう方の方が多い風潮ですもんね。
筆者も実は、これまでこういったゲームを本格的に取り組む、といったことはしてきませんでした。ギスギスするのが目に見えていたのと、あまりこういったゲームをしっかり取り組む人が周りにいなかったもので…。
しっかりとした意欲あるゲーム仲間に恵まれた時には、一度取り組んでみたいですね。友達作るとこからだな…
この記事は以上になります。ありがとうございました!!
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