25年2月スタンダードでミシックを達成した白単デッキの紹介

MTGA

「市民にはしたいことをする自由がある。領事府の法が許す範囲でだが。」

どうもエミリーです。

先週末ですね!!突然MTGAのスタンダードで遊んでいたら、最高ランクであるミシックに到達することができました!!

最近は、お金もほぼ入れずに手元にあるカードで面白そうなデッキ組んで遊ぶ、デイリーミッションも最小限という省エネ進行で遊んでいたので正直かなりビックリしました。

先に、デッキリストだけ公開して、強みとカードの起用理由の解説だけサクサク済ませていこうと思います。

今回、インポートとエクスポートを試したのですが、2枚ほどエラーになって日本語のインポートに対応しないカードがありました。

2 機械の母、エリシュ・ノーン
1 人形作家の店 // 陶磁器ギャラリー

なので、お手数ですがオプション→グラフィック→言語設定から英語を選択したうえでデッキリストのインサートをお願いします。

—–この下をコピー—–

Deck
3 Fortune, Loyal Steed (OTJ) 12
22 Plains (FDN) 273
2 Beza, the Bounding Spring (BLB) 2
2 Sanguine Evangelist (LCI) 34
2 Elesh Norn, Mother of Machines (ONE) 10
3 Splitskin Doll (DSK) 33
3 Enduring Innocence (DSK) 6
2 Mirrex (ONE) 254
1 Authority of the Consuls (FDN) 137
3 Caretaker’s Talent (BLB) 6
2 Virtue of Loyalty (WOE) 38
1 Dollmaker’s Shop // Porcelain Gallery (DSK) 4
1 Sunfall (MOM) 40
3 Lay Down Arms (BRO) 11
2 Destroy Evil (DMU) 17
3 Split Up (DSK) 32
2 Expel the Interlopers (WOE) 13
1 The Eternal Wanderer (ONE) 11
1 Fountainport (BLB) 253
1 Skrelv’s Hive (ONE) 34

—–この上までコピー—–

日本語のリスト

デッキ

土地(25)
22 平地
2 ミレックス
1 墳水港

クリーチャー(15)
3 肌裂けの人形
3 永劫の無垢
2 血滾りの福音者
3 忠実な馬、フォーチュン
2 跳ねる春、ベーザ
2 機械の母、エリシュ・ノーン

呪文(20)
3 軍備放棄
1 領事の権限
2 忠義の徳目
1 スクレルヴの巣
2 邪悪を打ち砕く
1 人形作家の店 // 陶磁器ギャラリー
3 世話人の才能
3 別行動
2 侵入者の放逐
1 太陽降下
1 永遠の放浪者

白単トークンにブリンクシナジーを合わせて試したらハマった!

元々、世話人の才能/Caretaker’s Talentを強く使えるいわゆる白単トークンはちょっとワイルドカードを使ってデッキを組んで遊んでいたのです。去年の話です。

とはいえ、その時は別に高ランクで勝ち越しを狙っていけるほどではなく。プラチナでダラダラ遊ぶのにちょうどいいデッキってくらいでした。

最近になって、ちょうど霊気走破の消尽カードと相性のいいカードとして忠実な馬、フォーチュン/Fortune, Loyal Steedが挙げられているのを見まして。

そういえばこれ持ってるし、白単に足したら強いんじゃないか、とそこからブリンクシナジーに着目してデッキを組んだ結果、出来たのが今回ご紹介するデッキになります。

元々のトークンデッキにブリンクの要素を足した感じになりますね。

とにかくたくさんカードを引いて、リソース差をつける動き

このデッキに入っているクリーチャーは、全てクリーチャーでありながらデッキの中でドローエンジンとして機能するように組み上げてあります。

肌裂けの人形/Splitskin Doll
→ETBでドロー、永劫の無垢でドロー

忠実な馬、フォーチュン/Fortune, Loyal Steed
→ETBで占術、騎乗ブリンクで他のETB再利用、永劫の無垢下でドロー

永劫の無垢/Enduring Innocence
→パワー2以下のクリーチャーが出た時にドロー

血滾りの福音者/Sanguine Evangelist
→出た時トークン呼び出し、映像の無垢下でドロー、世話人の才能下でドロー

跳ねる春、ベーザ/Beza, the Bounding Spring
→相手とのリソース差に応じて、各種アドバンテージ

機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machines
→ETB倍化、相手のETBを封じる

また、慣れてる方なら言わずもがなと思いますが、これらのETBに反応する効果は全てノーン様で倍化できるのです。

とにかくデッキからカードを引いて、相手よりも多くカードを確保して白の強いカードをたくさん使おうというデッキコンセプトですね。

赤単相手なら、一回のETBで十分として壁にする判断も大事です。全体除去もある程度搭載しているので、時間さえ稼げばわりと後半巻き返せます。

特に、ノーン様かフォーチュンがすでにいる状態でベーザを出せると、ただでさえ強い効果が複数回見込めるようになるので、あらゆる劣勢から巻き返せます。

白の強いコントロール向けカードが染み渡る

領事の権限/Authority of the Consuls

まず、領事の権限/Authority of the Consulsの素晴らしさですね。

Authority of the Consuls / 領事の権限 (白)
エンチャント

対戦相手がコントロールするクリーチャーはタップ状態で戦場に出る。
クリーチャーが1体対戦相手のコントロール下で戦場に出るたび、あなたは1点のライフを得る。

元々、筆者は下環境(ヒストリック)で遊んでいたのですが、その頃からこれ一枚で一部のコンボデッキをシャットアウトできる強さは良く知っていました。

今のスタンでも、ウラブラスクの溶鉱炉/Urabrask’s Forgeは完封できることが有名ですよね。

実際に使った際にも、タップインの強制によって一度こちらの攻撃を通せる余裕が稼げるので、じわじわとライフで差をつけていくことができるのが強いです。

全体除去使う前に一回殴ってから…みたいな戦術も取りやすいので、白の器用さを象徴するようなカードだと思います。本当に良くぞスタンに戻ってきてくれました!!

本当はもっと入れたいのですが、持ってないんです…。

入れすぎも良くないカードだと思いますし、ここはお好みで!!

別行動/Split Up

これ、結構えげつないカードだと思っています。

Split Up / 別行動 (1)(白)(白)
ソーサリー
以下から1つを選ぶ。
・タップ状態であるすべてのクリーチャーを破壊する。
・アンタップ状態であるすべてのクリーチャーを破壊する。

戦場のタップされているクリーチャーか、アンタップされているクリーチャーを全体除去できるカードですね。

当サイトだとリミテッドの完走報告でも紹介しました。

7-1でMTGAクイックドラフト完走デッキ報告【DSKエスパーエンチャント】
クイックドラフトを完走したので、デッキリストと強かったカードのシナジーをご紹介しています。 今回はダスクモーンでのエスパーエンチャントデッキになります。

リミテで手に入ったから構築でも使える、という貧乏カードゲーマーの発想だったのですが、本当に小回りが利いて素敵なカードです。

例えば、墓地利用デッキから出てくるヴァルガヴォスのような護法持ちだったりを対処するのにも使えたり。

あとは、クリーチャーで殴りつけてくるタイプのデッキには、しっかり上述のETBを使い終えたクリーチャーを壁にして、さらなる展開をお相手に要求してから使ったり。

総じてゲームの理解度を試されるカードだと思うので、自分のプレイを見つめなおさせてくれる良カードだと思います。領事の権限とのシナジーも素敵。

使われる側だと心臓に来ますけど…。

侵入者の放逐/Expel the Interlopers

このカードも全体除去ですが、クリーチャーのパワーを指定して、特定のパワー以上のクリーチャーのみを破壊することができるのです。

Expel the Interlopers / 侵入者の放逐 (3)(白)(白)
ソーサリー
0から10までの数1つを選ぶ。パワーがその選ばれた数以上であるすべてのクリーチャーを破壊する。

前述の通り、小粒の低パワークリーチャーを並べるこのデッキだと、じゃまっけなファッティだけを戦場から消し飛ばせるので、相性抜群です。

最終的には、このデッキはトークンを世話人の才能や陶磁器ギャラリーでムキムキにして勝つのを目指すので、終盤に引いてくると1マナ多いラスゴにしかなりませんが。

それでも、手札に握っておけば安心できるのが全体除去です。ないよりゃマシで握らせてもらってます。

盤面がピンチの時に、フォーチュンの占術でこのカードをデッキトップから見つけた時、いつもイイデッキ組めたなぁ…と悦に浸れるのです。

純粋に ただただ強い ノーン様

さて、文字数的にも最後に紹介するキーカードなのですが、機械の母、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Mother of Machinesですね。

Elesh Norn, Mother of Machines / 機械の母、エリシュ・ノーン (4)(白)
伝説のクリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) 法務官(Praetor)
警戒
パーマネント1つが戦場に出たことによりあなたがコントロールしているパーマネントの誘発型能力1つが誘発するなら、その能力は追加でもう1回誘発する。
パーマネントが戦場に出ることによっては、対戦相手がコントロールしているパーマネントの能力は誘発しない。

4/7

今回、霊気走破のリリース直後の段階でこのスタンダードのラダーに挑戦していました。

新弾で大きく強化された白青アーティファクトが、対面にたくさん出てきたのですが。

そういった対面にビビるくらい相性ゲーをぶちかませたのがノーン様でした。ETBを封じるのはクリーチャーだけではないのが本当に偉い!!

危険な罠/Perilous Snare、薄暮薔薇の聖遺/Dusk Rose Reliquary、骨化/Ossification…。

全部効かないのです。なまじアーティファクトカウントを稼ぎたくて、除去をETBに頼っている系のデッキを完全にシャットアウト出来ました。これは別に狙った訳ではなくて、私がただ誘発を倍にしたかっただけなのですが。

あとあと、最近まあまあ流行しているエンチャントを使いまわすセルフバウンスも、出た時効果がメインになっているので効かなかったり。

今回のミシック到達自体、純粋に今の環境にノーン様がバチバチのメタカードとして降臨なさっているというのが一つ大きな理由ではあると思います。

このデッキの弱点

はい、ちょっと長々書いてしまいましたが、ここからデッキの弱点を書いていきます。

このデッキは、置物への対策、特にアーティファクトに触る手段を搭載していません。

一応、ピン刺しの放浪者ちゃんが+能力で一時的な除外ができますが、これは除去ではないですものね。

前述の通り、ノーン様が出てしまえばわりとどうにかなったりするものの、アーティファクトデッキも台頭の気配があるので、ちょっとその部分は弱いかもしれません。

適宜、久遠への消失/Vanish into Eternityなどのパーツに入れ替えてもいいかもしれません。

あとは、まあコントロールデッキなので言わずもがなですが、アグロに弱いです。

特に、今はブルームバロウの可愛いねずみさんたちが3キルかましてくる環境なので、これらのデッキのドブンには成す術がないです。

少しでも動きが遅れていれば、軍備放棄なり別行動なりで仕切りなおせるのですが…。

やっぱり難しいですね。そこは割り切るしかないと思います。

おわりに

はい、この記事は以上になります。

このデッキ、占術とか全体除去のタイミングで結構使う人の腕が出ると思っていまして。

ただでさえマナスクリュー、マナフローでMTGA自体辛いと感じてしまうことが多いのですが、このデッキはなんとなく占術もっとやれたんじゃないか、とか、ライフ守るんじゃなくてカード引くのを優先するべきだった、とか…

ずっと使っていたらカードゲーム上手くなれそうな気がしています。

令和になってからMTGAでこのゲーム入門して以来、ずっと白単コントロール憧れていたので、こうやって多少でも結果が残せてうれしい限りです。

相性がいいカードとかあったら是非共有してくださいまし!!

あと、太陽降下とか、持ってないから枚数が少ないカードもあったりするので、そこの枚数はお好みでどうぞ。

この記事は以上になります。最後までありがとうございました!!

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