メタファー:リファンタジオをクリアしたので感想を書いていく記事

ゲーム

ごぶさたしております。エミリーと申します。

クリアしましたよ!!!メタファー:リファンタジオ!!!

PRODUCT - メタファー:リファンタジオ(Metaphor: ReFantazio)| アトラス
アトラス完全新作ファンタジーRPG『メタファー:リファンタジオ』公式サイト

三回連続で同じゲームの話になってしまいましたが、リアルタイムで発売日に買ったゲームをエンジョイするのは今この瞬間を生きているゲーマーの特権なので!!

先にネタバレを廃したうえで結論からお伝えしますと、個人的に楽しめましたし、ペルソナが好きでドラクエFF的なファンタジーも好きな人は楽しめるかと思います。

ただ、ゲーム自体のボリュームが中々トンデモないのと、戦闘は難易度高めなのでそこは注意が必要です。一応、最低難易度を選べばお話に集中はできますけども。

筆者の場合、隠し要素をある程度拾ったトゥルーエンドでプレイ時間は80時間程でした。

次から詳しく記載していきます。よろしくお願いしますね。

ここから先はストーリー、システムともどもある程度ネタバレがあります。
一応全部はわからないように配慮しますが、ご了承くださいまし。

システムが思ったより「ペルソナ」だった

これは筆者的には良かった点なのですが、ゲームシステムの部分がほぼほぼペルソナでした。

近作のペルソナ3以降のシステムにとても良く似て、というかまんまだったんですよね。

  • カレンダーを参照しながら期限日までに目標を達成する基本システム
  • コミュシステム
  • アーキタイプの育成
  • 主人公キャラの内面磨き

アーキタイプに関しては、単語だけで言えば耳慣れないかもしれませんが、一定のレベルに鍛えて強化させて、そこからさらに他に派生させて…みたいな、ペルソナの育成にかなり近しいと感じてしまいまして。

個人的にはとっつきやすくてよかったんですが、目新しさという意味ではそこまでありませんでした。

ただ、個人的にはこれらのシステムは結構完成されていると思ってまして、この完成されたシステムでそのままファンタジーをやる!!というのが、この作品なんだろうな。と感じています。

ということで、ペルソナ好きな方には文句なくおススメです。ここから先の当記事も、ペルソナシリーズとの比較という体で進めさせてください。

シナリオは(終わってみれば)しっかりと一貫性があった

プレイヤーのこなす作業、的なところでいうと、前述のとおりペルソナシリーズとそこまで差異は感じなかったのですが、シナリオは流石に舞台から変わっただけあって読みごたえがありました。

この作品は、最初から「特命」を帯びた主人公が、王位を争奪する王の魔法のゴタゴタに巻き込まれるなかで、王国の主要な都市を巡りながら、様々な問題に実際に直面しながら成長していくお話です。

少しネタバレかもしれませんが、この王位を争奪する王の魔法こそが、このお話の根幹、なんならこのゲームの根幹になっているので、そこのお話の一貫している感じはありました。

あどばんすいぬ
あどばんすいぬ

遊び終えて見に来てくれた人は共感してくれるはず…!

お話の途中では、割と主人公たちの目的がグラつくところは何度かあるんですけど、そこは頑張って進めていただければ上に書いたことが分かると思います。

この一貫している感じは、近々のペルソナにはなかったような気がするので。最初から最後まで一つの目的に向かって突き進んでいく感じは良かったと思います。後述するエピローグの気持ち良さに通じるところだと思います。

この王国の都市をめぐるというのが結構面白くて、港町だったり、山間(やまあい)の宗教の根深い都市だったり、冒険している感じが強くありました。

この冒険感も、ペルソナだとあんまりないですよね。近作のナンバリングだと地域に密着した作品になりがちなので。新鮮に感じました。

コミュシステムと、今作のシナリオの相性の良さ

筆者が近作のペルソナが好きな一番の部分として、コミュシステムを強く推したいです。


©ATLUS. ©SEGA.

あれがあるおかげで、メインのストーリーという大きな一本のお話がありながら、それぞれの登場人物の心情にフォーカスした短編集的な楽しみ方ができるというスグレモノで!

特に初めて遊んだP3Pの、コミュを進めていくときは本当に心をときめかせてゲーム内の一日一日を遊び進めていたのですが…。

今作も、コミュは(支援者システムという名称で)しっかりとあるうえで、今回の王国が抱える問題を見ていく、というシナリオにしっかりと沿う形で展開していくので、一貫性がありました。

メインストーリーを補完する関係になっているので、ここもしっかり読み込むとまた楽しめます。

これもまた、後述するエピローグの気持ち良さに繋がっている部分だと思います。

大団円かつ気持ちの良いラスト

雰囲気ネタバレになるのですが、終盤のラスボス戦からエピローグの流れがとても気持ち良かったです。

これは、筆者がそれなりにお話が肌に合って、登場人物に感情移入することができたからこそかもしれませんが…。

最終盤のマップや展開から、強烈にファイナルファンタジーやドラゴンクエストに対するリスペクトを感じました。というか最終戦は特に。

そしてそれを超えた後のエピローグもとても気持ちのいいものでした。これまで散々に問題点を見てきてからあの展開なので、カタルシスがあります。

そこはかとなく匂わせていた謎も一気に答え合わせしつつ、少しだけメタなネタを挟みながら最後に大団円だったので、遊び終えた後の感覚が爽やかでした。

とてもとても個人的なことですが、声優さんだと子安武人さんと、銀河万丈さんが好きなので耳にも心地よくて凄く良かったです。

戦闘がかなり難易度が高い

ここから、ちょっとだけ人を選ぶ点を語っていきます。

これは前回の記事、序盤にも少し触れたところではあるのですが、戦闘は全体的に難しめです。

幸いにも、ゲーム中に難易度をある程度変えることができることと、一回選ぶとそれっきりですがストーリーに集中するモードがあるので、コマンド式のRPGに不慣れな方はそれらを使うことも検討していいと思います。

難易度が高めなメガテンのシステム(プレスターンシステム)を採用しているので、敵による回避や、敵の攻撃がクリティカルになってしまうと死にます。本当にちょっと気を抜くと全滅してしまう難易度です。

幸い、ダンジョンでの戦闘でファストシステムを使ってもレベル上げができるので、逐一しっかりレベル上げをして、稼いだお金を使って回復アイテムを買い込んで、装備も可能な限り更新して、RPGの基本に則って遊ぶようにするのは前提みたいなところがあります。

前述のように、エンディングの出来がとてもいいので、是非遊び始めて楽しめそうであれば、最後まで遊んでみていただきたいです。

ゲームのテンポが冗長であるという点について

この作品に限らず、ほぼ同じシステムのペルソナでも言われていたことなのですが、ゲーム自体のテンポが冗長である、というような意見があります。

これは筆者もちょっとわかるような気がするのですが、これはもうペルソナシリーズがそういうものだという風に思っています。

なぜなら、ゲーム世界で疑似的に生活を行いながら、登場人物の内面に寄り添いつつ、お話を読み進めるのがこのシリーズの主要素であるからです。

ゲームを進めながら、キャラの内面にフォーカスし、一日ずつ日々をこなしていく中で少しづつ変化していく人間関係や、組織図をお話を通して追っていくという感覚。

なので、RPGでありながら小説を読み解くようなノベルゲーム的な側面も持っている、というのがこの作品やペルソナシリーズだと筆者は思っています。

RPGの部分をガンガン進めていきたいという人には、どうしても日常パートが蛇足に思えてしまうと思います。なので、テンポが冗長に感じるというのは少しわかるんですよね。

とはいえ、前述のとおり、筆者はコミュシステムこそ、これらのゲームの華だという風に考えていますし、実際今回のコミュも面白かったです。

ここのテンポを良くし過ぎてしまっても、それこそ遊んだ時の没入する感覚が損なわれてしまうような気がしますし。難しい問題です…。

まとめ

まとめといいつつ、最後に一つ問題提起してしまうのですが、やっぱりボリュームそれ自体が人を選ぶ部分にはなりつつありますよね…。

筆者は今回、別ゲー全部封印して当サイトをほったらかしてまで時間を捻出して2週間と少しでクリアまで持ってきました。(割と自分もまだ若いなと嬉しかった)

ただ、前述のとおり100時間に近い時間をいきなり捻出するのは難しいと思うので、毎日1時間ずつのんびりゆっくり遊ぶゲームとして遊ぶのが良いと思います。

私は、ネタバレを回避する意味と、遊んだ感想を早く記事に挙げたい一心で最大戦速で駆け抜けましたが…。

個人的には楽しめたので、最初にも書いた通り、FFドラクエっぽい世界でのペルソナというのに心惹かれる方で、歯ごたえのあるゲームを求めている人には刺さると思うので、興味のある方は是非あそんでみてくださいまし!!

この記事は以上になります。最後までありがとうございました!!!

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