勇気を持て。狙いを定めろ。そして奴らを倒すのだ。どうもエミリーです。
今回、またまたクイックドラフトの完走を達成したのでデッキの共有です。
白状すると、ランクが低いから勝ててるだけ説もあるのですが…。前回も先月の出来事だったのでランク帯としては同じですし。(ブロンズからシルバーにかけてで達成)
ただ、筆者はこれまで一つの環境で2回も完走することはなかったリミテ弱者なので、もしかしたら上達してきたのかも!!と気持ち良くなっています。実際のところはわかりませんけどもね
デッキ
土地(17)
3 森/Forest
6 平地/Plains
7 山/Mountain
1 岩面村/Rockface Village
クリーチャー(14)
1 歴戦の巣穴守り/Seasoned Warrenguard
1 巣穴の長老/Warren Elder
1 アライグマの結集者/Raccoon Rallier
1 ハツカネズミの罠師/Mouse Trapper
1 百舌部隊/Shrike Force
1 地震牙の猪/Quaketusk Boar
1 古参の護衛鼠/Veteran Guardmouse
1 炎貯えのヤモリ/Flamecache Gecko
1 サザキャップの醸造/Sazacap’s Brew
1 エリマキ火花撃ち/Frilled Sparkshooter
1 樹守りの二人組/Treeguard Duo
1 焚き火花の二人組/Kindlespark Duo
1 愉快なアレチネズミ/Jolly Gerbils
1 茨守りの隊長/Brambleguard Captain
呪文(9)
1 野火の遠吠え/Wildfire Howl
2 建築家の才能/Builder’s Talent
1 鍛冶の才能/Blacksmith’s Talent
1 狩人の才能/Hunter’s Talent
1 短弓/Short Bow
1 渓間の結集/Valley Rally
1 人参ケーキ/Carrot Cake
1 ポイ捨て/Take Out the Trash
デッキ成立の経緯
今回のデッキは、組んでいるときは正直キツいと思っていました。
一枚もレアが取れなかったからです。
具体的には、開封のタイミングで手元にあったのは災厄の先触れ×2と三本木市だったので、何の指標にもなりませんでした。
ただ、それでも、諦めずに回していると、才能シリーズという屈指の強エンチャントと、赤白で悪くないアンコモンのクリーチャーたちがしっかり回ってきてくれたので、それらでどうにか形になったという感じです。
正味、デッキがキチンとまわってくれたと言うのが勝因ではあります。3色ですからね。ボロスといいつつタッチ緑で組みましたし。
運よく回ってくれたという前提の上で話すのですが、やっぱり才能が強いですね。特に狩人の才能は構築でも結構嫌な気持ちになりますが、リミテだと一枚で何回仕事するんだろうとちょっと引くレベルで強かったです。
実際に遊んでいて強かったカードのシナジー
ここからは、対戦で実際に発生したシチュエーションから、強かった動きやシナジーを書いていきます。前述のとおり、今回は才能系のカードの素晴らしさを淡々と語っていきます。
地震牙の猪/Quaketusk Boar+鍛冶の才能/Blacksmith’s Talent
このデッキの決まり手は基本的にこの並びでした。
というか、鍛冶の才能が頭一つ二つ抜けている気がします。
鍛冶の才能/Blacksmith’s Talent(赤)
エンチャント ― クラス(Class)鍛冶の才能が戦場に出たとき、《剣》という名前で「装備しているクリーチャーは+1/+1の修整を受ける。」と装備(2)を持つ無色の装備品(Equipment)アーティファクト・トークン1つを生成する。
(2)(赤):レベル2
あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたがコントロールしている装備品1つを対象とし、あなたがコントロールしているクリーチャー最大1体を対象とする。その前者をその後者につける。
(3)(赤):レベル3
あなたのターンの間、あなたがコントロールしていて装備品がついているすべてのクリーチャーは二段攻撃と速攻を持つ。
赤1マナの最低限の軽さもありますし、レベル2にすれば毎ターン雄姿シナジーは起動できますし、レベル3は毎ターンクリーチャーに速攻+二段攻撃付与ですからね。
実は神話レアなんじゃないでしょうか?本当に強かったです。
実際のところは、地震牙君じゃなくても良かったのですが、彼はトランプル持ってるんですよね。元のサイズが大きければ大きいほどおっかなくなるのがトランプル、二段攻撃なので、毎回対戦相手はものすごい考え込んでいました。
地震牙の猪 (3)(赤)(赤) クリーチャー ― エレメンタル(Elemental)・猪(Boar)
到達、トランプル、速攻 5/5
また、地味に今回のデッキは短弓も拾うことができていました、この才能は装備品を装備する全てのクリーチャーに効果付与ですからね。同じく見逃せないシナジーです。
二段攻撃警戒到達速攻…ヤンナルネ。リミテでも、エンチャントに触れるカードも拾えたら疲労べきなんですかね?
建築家の才能/Builder’s Talent+人参ケーキ/Carrot Cake
これも才能何ですが、中々優秀なシナジーです。
建築家の才能は、結構リミテやってる人の中でも評価が分かれ気味なカードですよね。人参ケーキもそんな側面がありましたけども。
この二枚を上手く回せると、かなり強固な守りの盤面を作り出すことができます。
建築家の才能をレベル2にすると、以下の効果があります。
(白):レベル2
コントロールしていてクリーチャーでも土地でもない1つ以上のパーマネントが戦場に出るたび、あなたがコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。それの上に+1/+1カウンター1個を置く。
この効果は、人参ケーキや、前述している短弓、鍛冶の才能で作り出される剣トークンでも誘発し、付与できます。
これによって適宜+1カウンターを置いていけるので、長期戦に備えた動きができます。ただ、正直この動きだけでは必殺ムーヴとはいかないと思います。
前述の鍛冶の才能という必殺技を引き込むまでの時間稼ぎができるという部分が大きいですね。
また、建築家の才能のレベル3にも注目です。
(4)(白):レベル3
このクラス(Class)がレベル3になったとき、あなたの墓地にありクリーチャーでも土地でもないパーマネント・カード1枚を対象とする。それを戦場に戻す。
構築だととんでもない重量級カードを墓地から持ってきたりしますが、今回は大体人参ケーキが主でした。
人参ケーキ/Carrot Cake (1)(白)
アーティファクト ― 食物(Food)
人参ケーキが戦場に出たとき、およびあなたがこれを生け贄に捧げたとき、白の1/1の兎(Rabbit)クリーチャー・トークン1体を生成し、占術1を行う。(あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。そのカードをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。)(2),(T),人参ケーキを生け贄に捧げる:3点のライフを得る。
これも鬼強ムーヴではないですが、レベル2の効果と合わせたトークン作成、+1カウンター付与、占術、食べることでの回復とちょっとずつありがたい効果の複合なので、割と馬鹿にならないアドバンテージになっていました。
何といってもリミテッドですからね。膠着しがちな試合でこういったじわじわアドバンテージは少なくない優位に繋がったのかなと。
環境が早かったりするとこんなの悠長なんでしょうけど、今回そこまで早い訳じゃなかったです…ものね?そして、今回は建築家の才能が2枚手に入っていたので、それも大きかったと思います。
愉快なアレチネズミ/Jolly Gerbil+野火の遠吠え/Wildfire Howl
今回上二つのシナジーに合わせて、野火の遠吠えの横並びを焼き払う動きもとっても強かったです。
野火の遠吠え/Wildfire Howl (1)(赤)(赤)
ソーサリー
カード1枚を贈呈(あなたがこの呪文を唱えるに際し、対戦相手1人に贈呈する約束をしてもよい。そうしたなら、これの他の効果が適用される前に、そのプレイヤーはカード1枚を引く。)野火の遠吠えは各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える。贈呈する約束をしたなら、代わりに、1つを対象とする。野火の遠吠えはそれに1点のダメージを与え、各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える
基本的に横並びが強い、とされている環境なので、たくさんカードを使って並べた布陣を一枚のカードで一網打尽にするのは無慈悲な最強ムーヴです。
筆者も構築で何度台無しにされてきたことか…。許さんぞ太陽降下!!許さんぞ一時的封鎖!!!
特に何とはなしに流れてきたから取ったものの、期待通り、期待以上の活躍でした。
また、愉快なアレチネズミというカードのシンプルながら強力な効果ともシナジーがあります。
愉快なアレチネズミ/Jolly Gerbils (1)(白)
クリーチャー ― ハムスター(Hamster)・市民(Citizen)
あなたが贈呈するたび、カード1枚を引く。2/3
今回、赤白のボロスカラーでデッキを組んだんですが、赤のカードはこの贈呈という効果を結構内蔵しているので、アレチネズミ君はその場合必須級のピックになると思われます。
また、少しややこしいのですが、贈呈は宝物であったり、魚トークンであったりすることもあります。今回採用したカードだとサザキャップの醸造などがそれにあたりますかね。
「君に魚トークン(1/1)をあげるね?だから、僕はカードを一枚ドローさせてもらうよ。」
こんなことをのたまうのです。なんという不平等条約!!ドラゴンを呼ぶ笛かな?
多分彼のピクニックについていっても、自分だけ人一倍大きいバスケットでたくさんご飯を食べるんでしょう。スタッツもかなりいい部類ですしね。
…何の話でしたっけ?
なにせい、せっかく贈呈のギミックを活用するカードを使うなら、アレチネズミ君はかなり注目していいと思います。白にも食べかす争いとか、色々ありますからね。
今回、タッチ緑の判断は正しかったのか。
筆者も未だにリミテの経験の浅い初心者弱者ですが、今回、一つ疑問に思っているところがあります。
狩人の才能と、樹守りの二人組だけのために緑をタッチしたことです。
実際、クリーチャーで攻めるデッキだったので、使うことができた試合ではエンドカード足りえました。特に狩人の才能は、除去、雄姿起動もさることながら、最後のドローがドン引きレベルで強かったです。
なので、緑のタッチは我ながら良い判断だった?のかな?と思ってはいます。
ただ、しっかり見てもらうとわかる通り、特に色サポート系のカードは手に入れることができませんでした。
リミテッドはカードプールによって、タッチの難易度も変わってくると思います。今回のブルームバロウは実際のところタッチはあまり良い手ではなかったのではないかなと。
とはいえ、拾うカード次第では3色もやむ得ないこともあるかと思います。
今回のようにデッキの方針に噛み合うなら3色もアリなのか。色サポートがないなら控えるべきなのか。神話のとんでもないボムレアなら多少色歪めてでも取って使うべきなのか。
筆者はあまり方針が定められていないです。リミテ難しいですね。
おわりに
いかがでしたでしょうか。二回目のブルームバロウ完走デッキ紹介でした。
前回の記事が、挙げてすぐにたくさんの方に見ていただけたので。(当サイトではちょっと珍しい)
今回もう一度完走できた喜びもあり、気合入れて作りました。
…気合入れて作ったら結構時間使っちゃったんですよね…今後は作成時の負担も考えていい塩梅を探していきつつ書いていこうと思います。
この記事は以上になります。ありがとうございました!!
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