わいは信号機やで。どうもエミリーです。
ついに行ってきました。MOTHER2のひみつ展!!!とてもよかったです。
開発の際の企画書のやりたいことを書いていく過程や、ストーリーをブラッシュアップしていく間のやりとり、少しづつ固まっていくアイデアの記録などが資料で展示されていました。
先日、この企画展の開催記念ということで、個人的なMOTHER1&2の思い出と、ネット上にある資料を一部引用した記事を作成しました。
その時に自分の中でもゲームの思い出を文字に起こしてまとめていたのですが、実際に改めて開発資料をみて、思い出が鮮明によみがえる感覚といいますか、やっぱりあのゲーム楽しかったよな…。と愛を再確認することができました。
どんなものが展示されていたのか、今回は行ってきた記念で簡単に感想を記載していきますね。
最初のご挨拶で設定資料との距離感を考える
入ると真っ先にネス君がいます。そして、開発関係者の皆さんが書いたどせいさんのサインがあります。やっぱりこのゲームの顔といったらネス君とどせいさんなのですねー。
糸井重里さんのサインもしっかりありましたよ!!!
そして、最初のご挨拶があります。ほぼ日のスタッフさんによるものなのですが、今回、こういったゲームの資料展示に足を運ぶ筆者にとてもとても教訓足りえる文章がありました。
…といいつつ、しっかりと原文ママな記載ができないのですが。ごめんなさいメモったりすればよかったかしら。
以下のような文章でした。
MOTHER2はMOTHER2が全部です。1994年8月27日に発売されたものが全部です。
このご挨拶を見て、筆者はうなりました。所謂オタクは、設定資料集などを見てしまうと、作品内では語られない「表現したかったこと」や、「表現しきれなかったこと」まで言及しがちになってしまいます。作者さんの意図といいますか。
あくまで、これまでの世に出たもので作品は完結しているから、あなたがゲームで遊んで感じたことはそのままであっているんだよ、と言われているように感じました。
これもいうなれば、文章を読んだ筆者の解釈なのですが…そういうコトのハズ。
追記:先日もう一度見に行きまして、その際に冒頭のご挨拶の文言を見直し、修正しました。再入場可能にしてくださってありがとうございます。
企画の始まりのアイデア出しに感動
一番最初に始まりの企画書があったのですが、その内容もとてもとてもとても興味深かったです。
企画の時点では、このゲームは年月日を入力して、それが反映されるシステムを組み込もうとしていたのが読み取れました。
この、現実の時間とリンクさせるというアイデアは、ゲームボーイで発売されたポケットモンスター金銀で実際に採用されており、この時点で採用を考えているのは流石に先見性があるなと感心しきりでした。(ポケモン金銀は1999年発売。)
一応調べたところ、スーパーファミコンでも天外魔境ZEROという作品が時間をリンクさせるという手法をとっていたようです。
ですが、この当時は、ゲームを遊ぶハード側で時計の機能がなかったので、ソフト側で時計の仕掛けを用意しなければいけないこともあり、実現はそれなりに難しいものでした。先述のゲームボーイでも、この時計の機能はカセット側での実装になっています。
2000年代になってくると、ハード側が時計機能を持つようになり、それを参照することで、様々なゲームでこういった遊び方は実装されていきます。
ギーグの戦略、「最低国」のモチーフなどが書きだしてある
今回の展示は、基本的に書類が全体の7割ほどに感じました。企画書であったり、アイデアを書きだしたものであったり、実際にゲームで実装するマップのデザインを書きだしたものであったり、様々です。
今回、30年の記念というコトで開発資料として保管してあった段ボールを開けて、今回の展示の形に整えたというお話が最初の挨拶にありましたが、本当にその通りなんだろうなと実感します。
さまざまな書類が落書き等までそのままの状態なので、色々試行錯誤や何人かが集まってアイデアを出し合った際の殴り書き、メモ書きといった印象が強かったです。
だからこそエネルギッシュで見応えがあるというか、そもそも、遊んで下さった方ならわかると思いますが、このゲームはイベントが本当に盛りだくさんです。
アイデアの書いてある紙一枚からも、遊んだ時の記憶と同時に思い出すことができるので、満足感が高かったです。
ここに書いてあるのはアップルキッドのことだ、ここに書いているのはダンジョンおとこのことだ、みたいな感じで。直に思い出が蘇ってくるような感じ。
また、いわゆる設定のみの資料もいくつかあり、作中で一切語られないギーグの考え方や、最終決戦の舞台であり、ゲームで名称を確認できない最低国のモチーフなど、読んでいてもう一度遊びたくなりました。
最初は続編の色が強かった?
やっぱりどうしても書きたいので一つ強調して書くのですが、最初の企画書の時点ではMOTHERの無印の直接的な続編としての構想が強かったようなのです。
ニンテン(1作目の主人公の名前)とネスの関連性であったり、ジョージ夫妻に関する記載、ギーグのことなど、本当にメモ書きの数行ですが、読み取ることができました。
前回の記事でも書きましたが、筆者は1作目のMOTHERも大好きなので、これらの記載には大興奮してしまいました。無意味に戻ってきて、もう一度読み直したりしました。
…ただし、そこで最初にあったご挨拶に戻ります。やっぱり最初の構想として直接的な続編の案があっただけであり、作中にてそういった第一作との関連を思わせる描写や表現はなかった…(よね?)ハズなので、やっぱり最初の構想としてあっただけ、というのが正しいところだと思います。
実際、舞台の地名からして違いますからね。アメリカとイーグルランドなわけで。
粘土の人形が本当にそのまんまで大感動
今回の展示の70%は書類だといいましたが、残りの30%は粘土の人形です。
筆者は、スーパーファミコン版の説明書がおばあちゃんちにあったので、子どもの頃何べんも見ていたのですが、このゲームの説明書は読んでいると凄いワクワクするんですよね。
というのも、作中の敵、味方キャラクターの人形が映っているのです。これがとてもよくできていて、皆愛嬌があるキャラクターばかりなので、このキャラはどこで出てくるんだろう、あのキャラは戦ったことがあるな、みたいな感じで眺めているだけで楽しいんです。
そんな粘土人形の実物が、今回展示されています。銀色のスターマンが不気味なカッコよさでバシバシ写真撮ってしまいました。
また、ムーンサイドで襲ってくるので印象に残る、なぞのゲージュツもよかったですね、ヘンテコで面白い。
まさかこれらの現物を目にする機会が来るとは…感無量です。
残念なことに、スイッチオンラインで遊ぶときには、スイッチから説明書を見たりはできないんですよね。確か、WiiUのゲームアーカイブスだと説明書を読める作品もあったので、単純に対応していない作品もあるから、というコトなのでしょうが。
個人的には、スイッチから始めた人も是非説明書を読んでみて欲しいです。これを読んだニンテンドーさん!説明書を確認できるシステムを何かしら、もう例えばスイッチで見れなくてもいいから、ブラウザとかでいいからどうにか参照できるシステムが欲しいです!何卒…ご一考を!!
おわりに
いかがでしたでしょうか。感想の記載になりました。
今回、粘土人形は基本的に撮影可能だったのですが、それ以外はNGとのことで、見てきた感想の記載のみになりました。
筆者が行った時はそれなりに混んでいたのですが、冒頭にもお伝えした通り、会期中は一枚のチケットで再入場可能とのことなので、また行ってこようと思います。
2,3回行こうと思います。
そうしたらまた、この記事に追記があるかもしれません。最初のご挨拶とか怪しかったですしね。是非、この夏渋谷近くに寄る人で、MOTHER2遊んで楽しかった人は足を運んでみてください。
渋谷パルコは8階のほぼ日曜日スペースで開催しています。
そういば、渋谷パルコのことも記事にしてみていいかもしれませんね。
あそこは関東唯一のニンテンドーストアである「Nintendo TOKYO」や、「ポケモンセンターシブヤ」もあったりして、ゲーマー御用達な商業施設になっているのです。
筆者は月1くらいには訪れているので、既にお馴染みな感じなのですが、渋谷からちょっとだけ歩くので、こないだの横浜からの歩き方、みたいな記事を書いてみてもいいですよね。
よし、そのうち書きます。
この記事は以上になります。ありがとうございました!!
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